転職組みの会社選び
「この会社に、このままいたのでは、自分が生き生きしないまま一生が終わってしまう気がする・・・
どんなにみんなが羨ましがるような有名な企業に入ったとしても、漠然とした不安を感じることがあります。ましてや、無名の企業に入っている方は、自分の仕事に存在価値を感じられないと、ただ、生活のためだけに働いているような無情感を味わうこともあります。
大きい会社だから良くて、小さい会社だと駄目と言いたいのではありません。大企業の中には離職率が物凄く高い所があります。小さな会社でも、みんなが喜びを持って仕事をしているので、ほとんどが辞めない会社もあります。どんな会社に所属しようとも、喜び・悲しみ・悔しさは必ず味わいますから、会社の規模に関わらず、転職したくなる人・転職したくなるタイミングは必ずあるのです。
では、転職したくなるときってどんな時でしょうか? 「自分が適切に評価されていない」「提案を受け入れてもらえない」・・・ 多くは、人間関係の中にあるような気がします。ただし、嫌だからといって、辞めてしまってから次を考えるというのでは危険がイッパイ。もう一度、大きな会社、小さな会社の長所短所を見極めてから、留まるべきか、新天地を探すべきかを考えてみましょう。
有名な会社に入りたい?!
さて、皆さんは現時点で有名な会社に入りたいですか? 20代の人が定年を迎える40年後のことを考えてみるには、逆に今から40年前のことを考えてみると良いでしょう。1965年の日本は繊維産業や化学工業が全盛期でした。今の人気企業である自動車産業や大手の電機メーカーもありましたが、70年代に大きく成長するまでは、アメリカの企業の影に隠れる存在でした。それが今では世界最先端の技術を持ち、そのアメリカと技術協力をするにまで至っています。
つまり、就職活動は将来の日本を見据えることでもあります。ただ、一つ間違っていけないのは、1965年当時の隆盛産業に就職した人が、企業の衰退によりみんな大変な生活を余儀なくされているのかと言うとそうではないということです。社会に出てから身に付けたスキルは業種が変わっても役に立つことが非常に多く、実績ができた人はヘッドハントされて新しい会社において活躍をしてゆきました。就職活動というと「どの会社に入るか」ということにばかり目を奪われてしまいますが、それよりもむしろどんな可能性を与えてもらえるかで決めなければならないということです。